
日本セーフティーから更新料の請求書が届いたけど、今月は支払いが厳しい。そんな状況になったことはありませんか?
年に1回、1万円の更新料。大した金額じゃないと思いつつ、他の出費と重なると結構きついですよね。「少しくらい遅れても大丈夫だろう」と思って放置してしまう気持ちも分かります。
でも、実はこの更新料の滞納、思っている以上に深刻な問題に発展する可能性があります。この記事では、更新料を払わないとどうなるのか、そして払えない時はどうすればいいのかを、できるだけ分かりやすく説明します。
そもそも更新料って何のために払うの?
まず、更新料の意味を簡単に確認しておきましょう。
日本セーフティーのような家賃保証会社は、万が一あなたが家賃を払えなくなった時に、大家さんに代わって立て替えてくれる会社です。大家さんにとっては家賃が入らないリスクを避けられるので、今では多くの賃貸物件で保証会社の利用が必須になっています。
更新料は、この保証サービスを継続するための費用です。日本セーフティーの場合、1年ごとに1万円が一般的です。つまり、この1万円を払わないということは「保証契約を続けません」という意思表示になってしまうわけです。
更新料を滞納すると、実際に何が起こるのか
では、更新料を払わずにいると、どんな流れで事態が進んでいくのでしょうか。
滞納から1〜2週間:催促が始まる
まず、電話やハガキで支払いの催促が来ます。この段階で払えば、基本的に大きな問題にはなりません。ただし、保証会社によっては延滞料金が数百円加算される場合もあります。
滞納2ヶ月:信用情報に傷がつく
ここからが本当に厳しくなります。2ヶ月以上滞納すると、個人信用情報に事故情報として記録される可能性が高くなります。
これがいわゆる「ブラックリスト入り」というやつです。一度記録されると5年間は消えません。その間、クレジットカードが作れない、スマホの分割払いができない、引越しの際の審査も通りにくくなります。たった1万円の滞納で、こんなことになるんです。
滞納3ヶ月:督促が厳しくなる
保証契約が解除され、督促の連絡が増えます。職場に電話が来たり、緊急連絡先として登録している実家に連絡が行くこともあります。また、弁護士事務所から内容証明郵便が届くケースもあります。
最終段階:強制退去の可能性も
保証契約の不履行は、大家さんとの賃貸契約にも影響します。最悪の場合、契約解除となり、裁判所から強制執行の通知が届くこともあります。これは、法的に部屋から退去させられるということです。
また、滞納した更新料を回収するために、給与や預金口座が差し押さえられる可能性もあります。
払えない時はどうすればいい?
もし今、更新料を滞納してしまっているなら、やることは一つです。
すぐに日本セーフティーに連絡してください。
「怒られるんじゃないか」と思うかもしれませんが、無視するよりずっとマシです。大事なのは、正直に状況を伝えること。「今は払えないけど、いつなら払える」とか「分割にしてもらえないか」と相談してみてください。
実際、多くの人が「ちゃんと相談したら、支払い計画を一緒に考えてくれた」と言っています。保証会社が一番困るのは、連絡が取れなくなることです。一本の電話で状況が変わることもあります。
更新料を払わなくて済む方法はある?
どうしても払い続けるのが厳しいなら、以下の方法も検討してみてください。
保証会社不要の物件に引っ越す
根本的な解決策ですが、引っ越しには初期費用がかかります。また、保証会社不要の物件は数が少ないのが現実です。
大家さんに交渉してみる
これまで家賃をきちんと払ってきた実績があるなら、連帯保証人への切り替えを交渉してみる価値はあります。ただし、大家さん側にメリットがないので、成功率は低いと思っておいた方がいいでしょう。
5年以上前の更新料は時効になる?
もし請求されているのが5年以上前の更新料なら、「消滅時効」で支払い義務がなくなっている可能性があります。
ただし、注意点があります。
時効かもしれないと思っても、安易に連絡してはいけません。
電話で「少しずつ払います」などと言ってしまうと、時効がリセットされて支払い義務が復活してしまいます。古い請求書が届いたら、まず司法書士などの専門家に相談してください。
まとめ
日本セーフティーの更新料、たった1万円ですが、滞納すると思った以上に大きな問題になります。
もし今、払えなくて困っているなら、とにかく連絡してください。無視が一番まずいです。正直に相談すれば、解決策が見つかることもあります。